PSI仮説 - 田多井 吉之介(たたい きちのすけ)著『バイオリズムとはなにか その基礎と応用』

2024年6月15日土曜日

PSI仮説 蔵書

t f B! P L

田多井 吉之介(たたい きちのすけ)著『バイオリズムとはなにか その基礎と応用』。とにかく評判の悪いバイオリズム。疑似科学とか、トンデモ科学とか。

でも、個人的には、なにかしらこの世界をえぐっている、と思ってる。もちろん、多面的なものを、一断面だけで切り取って、その断面だけで、すべてを語ることは、不可能。バイオリズムも、あくまでも、いろいろとあるサイクル=波動現象のうちの代表的な3つを抜き出したものにすぎない。

ある楽曲を理解、あるいは、鑑賞するときに、ベースの音だけを聴く、というのは、正しいし、同時に、間違えてる。バイオリズムにも同じことがいえる。

人間の場合は、身体(Physical)、感情(EmotionalまたはSensitivity)、知性(Intellectual)の3種類の波を用いて説明されることが多く、頭文字 P, S (E), I と表記される。各リズムは、誕生日を基準とする同じ振幅の正弦波として表され、身体リズムは23日、感情リズムは28日、知性リズムは33日の周期をもつ。

バイオリズム - Wikipedia

この説明は、間違えてる。身体・感情・知性、と言われると、どうしても、唯物論的思考に条件反射されたわれわれは、局所的にとらえてしまう。

ここが躓きのはじめだ。

PSIは、局所的に存在ではなく、それぞれ、全身にオーバーラップした活動サイクルだ。あえて言えば、Pは筋肉、Sは血液循環・呼吸器循環、Iは神経系、となる。つまり、どれも、全身にわたるものだ。口から肛門にいたる管(くだ)は、Pなのか、Sなのか、、、

間違えてるかも。でも、間違いが間違いと判明するのは、明確に表現されたからだ。なので、あえて、明確に書いておく。研究がすすめば、いずれ、間違いかどうか判明するだろう。

Wikipediaの解説に「統計学的に有意なデータが得られておらず、疑似科学とみなされている。」とあるけど、田多井さんの本のなかに、こんなグラフが引用されている。






図のなかの「要注意日」「準要注意日」だけど、



↑このグラフで、各線が中間線をまたぐ日が「要注意日」で、その前後1日が「準要注意日」

さきのグラフに詳しい説明がないのが残念だけど、たぶん、国鉄(現JR)昭和43年上半期におきた業務死亡事故23件のうち40%強が、要注意日だった、ということだろう。

ちなみに、ウサイン・ボルトのグラフは、100mと200mで世界新記録を塗り替えた日の分析をするためにつくったグラフ。月相(新月・上弦・満月・下弦)を付記してあるけれど、それについては別稿で、いずれ。

ひとこと

少し、ここも”様”になってきたかもしれない、という予感

このブログを検索

ブログ アーカイブ

QooQ