田多井 吉之介(たたい きちのすけ)著『バイオリズムとはなにか その基礎と応用』。とにかく評判の悪いバイオリズム。疑似科学とか、トンデモ科学とか。
でも、個人的には、なにかしらこの世界をえぐっている、と思ってる。もちろん、多面的なものを、一断面だけで切り取って、その断面だけで、すべてを語ることは、不可能。バイオリズムも、あくまでも、いろいろとあるサイクル=波動現象のうちの代表的な3つを抜き出したものにすぎない。
ある楽曲を理解、あるいは、鑑賞するときに、ベースの音だけを聴く、というのは、正しいし、同時に、間違えてる。バイオリズムにも同じことがいえる。
人間の場合は、身体(Physical)、感情(EmotionalまたはSensitivity)、知性(Intellectual)の3種類の波を用いて説明されることが多く、頭文字 P, S (E), I と表記される。各リズムは、誕生日を基準とする同じ振幅の正弦波として表され、身体リズムは23日、感情リズムは28日、知性リズムは33日の周期をもつ。
バイオリズム - Wikipedia
この説明は、間違えてる。身体・感情・知性、と言われると、どうしても、唯物論的思考に条件反射されたわれわれは、局所的にとらえてしまう。
ここが躓きのはじめだ。
PSIは、局所的に存在ではなく、それぞれ、全身にオーバーラップした活動サイクルだ。あえて言えば、Pは筋肉、Sは血液循環・呼吸器循環、Iは神経系、となる。つまり、どれも、全身にわたるものだ。口から肛門にいたる管(くだ)は、Pなのか、Sなのか、、、
間違えてるかも。でも、間違いが間違いと判明するのは、明確に表現されたからだ。なので、あえて、明確に書いておく。研究がすすめば、いずれ、間違いかどうか判明するだろう。
Wikipediaの解説に「統計学的に有意なデータが得られておらず、疑似科学とみなされている。」とあるけど、田多井さんの本のなかに、こんなグラフが引用されている。
図のなかの「要注意日」「準要注意日」だけど、
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