不思議な体験 - 光の手裏剣

2024年6月16日日曜日

蔵書 不思議な体験

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17歳の僕が、同級生の白石と、校庭から校舎2Fの教室に戻るため建屋に入った時だ。

中二階の窓から蝶々のようなものが、ふわふわと飛んで来る。僕は足をとめた。つられて白石も足を止めた。

蝶々のようなものは、半透明で、くるくると回転しながら僕たちのほうに、直線的に近づいてくる。恐怖はなかった。なんだろう? という好奇心だけ。

回転しなが近づいてくるものは、光の手裏剣のようだった。あまり大きくはない。アゲハチョウよりは小さい。モンシロチョウよりも、ひとまわり大きい、かな。

なんだろう?

眼前にせまってくる光の手裏剣の軌道は、外挿すると、明らかに、僕にむかってる。

あと1メートル。

金縛りにあったわけではないが、僕たちは動かない。

光の手裏剣は、僕の左胸にとどき、消える。

僕は、うしろを振り返る。白石も振り返る。

でも、光の手裏剣は、いない。


大学生のときこのエピソードを神社(養父神社)の息子である後輩に相談したことがある。彼の解説は、「それは魂が戻ってきたんだと思います」、だった。


光の手裏剣事件から、21年後。

僕は、『スピリチュアル・グリーン みどりの癒し』という本を読んでいて、驚く。Amazonの購入履歴では、2009年6月16日購入だ。木津龍馬というひとが自身の体験を書いている本なんだけど、いま手元にその本がないので、記憶で書くから細かいところで間違いがあるかも。

交通事故で人を殺めてしまった木津さんは、神社で百度参りをする。そしたら、神社の境内にいるときに、光の手裏剣が飛んできて、木津さんの眉間に入った。その後、夢で不思議な文字を見る。その文字について知り合いに話すと、それは、カタカムナだ、と教わり、解読する。

というようなことが書いてあった。

よっぽど木津さんに手紙を書いて光の手裏剣のことを相談しようかと、かなり悩んだけど、やめた。他力はあかん。自力で解決せねば、と。

僕の場合、カタカムナによるメッセージは届いていない。だから、未だに、光の手裏剣、意味不明。


ひとこと

少し、ここも”様”になってきたかもしれない、という予感

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