さて、なぜ人を殺しちゃいけないのか?
いや、殺してもいいんだけどね。なぜなら、殺すという行為が許可されている世界=この宇宙なのだから。
川本真琴も『1/2』で歌っている
♪神様は何も禁止なんかしてない
愛してる 愛してる 愛してる
ふたたび、問う。なぜ、人を殺しちゃいけないのか?
宗教や戒律で禁止されているから? 法律で罪に問われると規定されているから?
いや、その答えは、平凡だ。いや、平凡というか、素朴に過ぎる。
模範解答のひとつとして、次がある。
「自分が殺されたくないならば、他者を殺してはならない。なぜならば、他者も自分と同じく殺されたくないはずだから」
この模範解答は、実は、誤回答だ。
他者は、自分ではない。つまり、他者=自分という等式を結ぶことは、交換=コミュニケーションを前提としているわけだが、他者は、自分と、同一なわけがない。だから、殺されたいと切望している他者という存在もあり得るわけで、したがって、その場合、等式=交換=コミュニケーションを前提としたら、その殺されたいと切望している他者は、自分を殺す可能性が、ある。
なぜ、人を殺しちゃいけないのか?
いや、殺してもいいんだよ。
たんに、他者を殺すことのできるやーつ、と、殺すことのできないチキンなやーつ、とがいるだけのこと。
しかし、ほんとにおっそろしいのは、殺すことのできないチキンなやーつ、も、時と場合とにより、他者を殺すことがあり得る、という点。
意味不明?
to be continued...
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